感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なつきネコ@着物ネコ
28
会沢正志斎の思想を感じた。最初に天皇を子孫がシラスという国体。中国の易姓革命や西洋の革命という武力により歴史との違い、仁徳天皇の故事にあるように愛民の徳の統治を大事とする。そこに、日本の歴史に誇り高さを訴えている。徳川家の全国への統治を称えるが、武力による覇を非難するそこには明治維新、のちの軍国思想との違う。民衆が苦しむ時期に天皇家が歴史の中で期待されるのに納得ができる。何より驚いたのはこの本には国防に物価高の経済、地域の空洞化への慧眼など、これは昔の書物かと本当に驚きだ。現代でも通じる理論だなと感心。 2025/11/30
Ohe Hiroyuki
2
本書は、会沢正志斎の『新論』の一部を現代語訳し、その訳者達を中心とした論稿集である。▼頼もしい後輩の皆さんが寄稿していることもあり、本書を手に取った。会沢正志斎の『新論』を読んだのは私自身は初めてであるが、当時の世情がよく伺える内容になっている。▼文体はなかなか刺激的であるが、当時の志士達は、今と違って情報量が少ない。『新論』が与える影響は計り知れないものがあったであろう。2022/02/08




