内容説明
覚りに達した聖者は、私たちが生きる世界をどのように分析するのか?悩み苦しみが生まれる原因を明らかにし、真の自由を獲得する道を提示する!「犀の角のようにただ独り歩め」というフレーズで有名な「犀の経典」は、初期仏教経典「スッタニパータ(経集)」の第一「蛇の章」に収められている。全41篇の偈(詩)で構成されたこの最古層の経典は、覚りに達した聖者の見地から、私たちが生きる世界がどのようなものかを明らかにしていく。スマナサーラ長老の明解な解説で「犀の経典」の真意を理解し、自身の心を観察することで、悩み苦しみの原因を発見することができるだろう。「犀の経典」は自分の心に内在している汚れを落とし、自由を獲得するための教えなのである。
目次
「犀の経典」の読み方
1 幻覚から目覚める
2 自由に生きる
3 善き友と歩む真理の道
4 無色透明の心
5 聖なる人は素顔で生きる
6 心の独立宣言
7 聖者は風のように
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ] [Sumanasara,Alubomulle]
テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。一三歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHKテレビ「こころの時代」などにも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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