内容説明
真理を探求する女神たちの質問に、お釈迦様が鮮やかに答えてゆく!パーリ経典『相応部』の智慧を人生に活かす―人類に長く読み継がれてきた初期仏教経典『サンユッタニカーヤ(相応部)』。その冒頭に収録されている「女神との対話」の第一経から第三十一経までを、パーリ語注釈書に添いながら丁寧に解説。さらに、ブッダの教えが現代人の生きる指針として役立つように大胆な新解釈を提示する!
目次
葦の章(激流の渡り方―苦を司る煩悩の激流 度暴流経;解脱を知っているでしょうか?―存在欲の根絶で解脱に達する 解脱経;死が迫っているので無駄に過ごす暇はない―寿命の長さは瞬間です 導引経 ほか)
歓喜の園の章(愚か者は贅沢自慢する―富豪は不幸の元 歓喜経;比類なき人格者―みな苦を楽だと錯覚している 「喜び」経;最高のものを探すなら―世間的思考と真理 「我が子が最高なり」経 ほか)
剣の章(死神が背中を叩いた―修行は死ぬ覚悟で行なうもの 剣経;似た者同士で触れ合う―触れ合いを人格向上につなげるべき 「触れる」経;命は縺れている―自己観察者は縺れを解く 「縺れ」経 ほか)
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ] [Sumanasara,Alubomulle]
テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。一三歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHKテレビ「こころの時代」などにも出演。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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