近世演劇への展望

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近世演劇への展望

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  • サイズ A5判/ページ数 560p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784910714165
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C3074

内容説明

名著『近松浄瑠璃の作劇法』の続編ともいえる研究の精華を収録。著者の関心の中心は「劇的」―人の心がぶつかり、響き合い、昇華していくその瞬間を見つめつづけた。日本芸能の魅力と思想の広がりを後世に伝える一冊。

目次

第一章 近松・義太夫浄瑠璃の展開(浄瑠璃の作劇法;宝永地震と近松の浄瑠璃―『心中重井筒』の場合―;「慰み」意識の系譜―藤十郎・近松への流れ―;近世演劇における「慰み」意識の変貌;操浄瑠璃の大成と展開―後期浄瑠璃―;竹本座―播磨少掾と文耕堂;「死」の効用―浄瑠璃の創り出したもの―)
第二章 浄瑠璃の人物たち(「実は」の作劇法―『義経千本桜』の場合―;場面化されぬドラマ―権太の「もどり」―;短所が役に立った人々―時代浄瑠璃の人物たち―;「歴史」確認のドラマ―知盛と実盛―;浄瑠璃に描かれた道真像―その神格化の内実―)
第三章 歌舞伎の表現(歌舞伎の登場と興隆、変容;心情表現の屈折―寛文期の歌舞伎狂言の場合―;浄瑠璃と歌舞伎―手負いの長ゼリフ―;怪異の出現―歌舞伎の場合―;近世芸能の表現―身体表現としての「芸」―「死絵」について―基礎的事項の確認―;歌舞伎俳優と前衛的演出―心座の河原崎長十郎と村山知義―)
第四章 近世演劇の基底(二つの『石橋山しちきおち』―その原拠との関連―;虚構としての「義理」;学・知に対する拗ねた視線―『半二現世安心記』と『独判断』;役者評判記における板木の修訂―元文~明和期の事例―;役者評判記本文に見られた特異な表記について)
第五章 翻刻(享保期絵入狂言本二種)

著者等紹介

原道生[ハラミチオ]
1936年東京都生まれ、2023年11月歿。1960年東京大学文学部国文科卒、1966年同大学院博士課程単位取得満期退学、東京大学文学部助手。1971年横浜市立大学文理学部助教授、1981年明治大学文学部教授。2005年同図書館長。2007年定年退職、名誉教授。歌舞伎学会会長、義太夫協会代表理事を務める。『近松浄瑠璃の作劇法』(八木書店刊、2013年)により第46回日本劇学会河竹賞・第36回角川源義賞受賞(2014年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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