感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんなり
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シリーズ第4作め。 100文字の小説が、ざっくり二百くらい(!)も収録されている。で、そのほぼ全てに(一個か二個くらいは違ったような気がする)、亀とか甲羅とかいう文字がある。これ、凄まじいことだと思う。 亀とは何か? 時を渡るための踏み石のようだし、物理的にそこにある可愛いペットのようでもあり、その見る夢の中で僕らがゆらゆらと揺蕩っているかのようでもあり、そしてまた『かめくん』を読み返したいなと、そう思ってる。2025/03/09
マッメ
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前情報なし、ただ表紙とタイトルの不思議さに惹かれて読んでみた。「シリーズ百字劇場」というものを書いてらっしゃるのもこれで知った。中は全部100字の短いエッセイのような小説のようなお話がたくさん詰め込まれていた。しかもどれも亀について(一部はそうでないものもあった)で徹底して亀のことを書いている熱量に圧倒された。作中出てきた「ウニの形をしたあのテーマパーク」は何のことだったんだろう。そして「サイズの違うコオロギも値段は一緒」ということを「食べ物と言うよりは衣類に近いのかな」と書いていて、なるほどと思った。2025/05/05
EOL_st
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百字小説集。シリーズ4冊目。 かめがたくさん入ってます。 読み終わったけどしばらくしたら再読する予定です。2024/09/12