内容説明
「これ以上いくと、眠れなくなってしまいそうです。(笑)今日の鼎談の素晴らしいところは、この後、お聞きになった方がみなずっと考えてしまうところではないでしょうか。ああ言っていたけれど、こうではないかとか、それぞれにご自身のなかでしばらく思うでしょう。眠れませんね。」鼎談とは、3人があるテーマについて話し合うこと。この本は、合計すると教員歴がぴったり120年となる3人が語った「AI・ロボットと教育哲学」のお話です。
目次
第1章 「私のなかにみんながいる」の真意を探る(東大教授が我が家に来てくださった;フレーズが核になったきっかけ ほか)
第2章 「私のなかにみんながいる」を受け入れられるか?(みんなのなかに私がいる;みんなの前から後ろへ ほか)
第3章 「カンバヤシイズム」とロボット工学(宇都宮での講演の際には;運動主体感 ほか)
第4章 大ベテランの先生が子どもに直接授業(淺間一先生「ロボットとは何か?」;白井克彦先生「人工知脳・AIとは何か?」 ほか)
第5章 神林先生から子どもたちと保護者の方へのメッセージ(過保護と過干渉;一問一答付きペーパーテスト ほか)
著者等紹介
神林照道[カンバヤシテルミチ]
1936年、新潟県柏崎生まれ。新潟大学教育学部卒業後、県内公立小学校、新潟大学教育学部附属長岡小学校教諭。1977年に上京。私立成蹊小学校教諭、私立国立学園小学校教諭・副校長・校長を務め、国語教諭として、教頭や校長として、多くの子ども・保護者・先生方に慕われた
白井克彦[シライカツヒコ]
1939年、中国大連生まれ。早稲田大学工学部卒業・工学博士。世界初の人間型二足歩行ロボット「WABOT」開発のメンバーに。同大教授を経て、2002年~2010年まで同大総長を務める。日本私立大学連盟会長、放送大学学園理事長、人工知能学会会長などを歴任。プライベートでは中学卒業時から80歳を超える現在に至るまで、自ら東京都国立市に立ち上げた合唱団で活動する。現在、母校国立学園小学校理事を務める
淺間一[アサマハジメ]
1959年、北海道室蘭生まれ。東京大学卒業・工学博士。同大学大学院工学系研究科教授を経て、2019年から、新設された工学系研究科人工物工学研究センター・センター長を務める。東日本大震災後は福島第一原子力発電所のリモートコントロール化チームに参加、ロボット技術の導入を検討。現在も廃炉に関わる。南相馬市では「ロボットテストフィールド」計画を推進。2024年3月から東京カレッジ特任教授。神林照道校長時代に、2人の子どもを国立学園小学校に通わせていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
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