活字の種をつくった人々

個数:
  • 予約

活字の種をつくった人々

  • 雪朱里
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 水鈴社(2026/08/04発売)
  • ポイント 32pt
  • ご予約受付中
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ◆通常、発売日にウェブストアから出荷となります。
    ◆指定発売日のある商品は発売前日にウェブストアから出荷となります。
    ◆一部商品(取り寄せ扱い)は発送までに日数がかかります。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆表示の発売日や価格は変更になる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
    ◆ご予約品は別途配送となります。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判
  • 商品コード 9784910576091
  • Cコード C3070

出版社内容情報

私たちの身のまわりにある本や雑誌、新聞。そこに並ぶひとつひとつの文字は、40年ぐらい前までは、おもに活版印刷で刷られていました。活版印刷とは、ハンコのような鉛の活字を組み合わせて、機械で印刷する方法です。ひとつひとつの文字は、1本1本の鉛活字を並べることで刷られていましたが、その鉛活字のおおもとの型を、かつて人が手で彫っていたことを知っていますか?――活字とおなじ大きさ、デザイン、鏡文字で。

文章のなかには、おなじ文字が何度も登場します。このため、たとえば1冊の本をつくるために、「あ」なら「あ」の鉛活字を何十本も用意しておかなくてはなりません。場合によっては何百本、何千本も。「母型(ぼけい)」というひとつの型から量産するのですが、そのためには必ずだれかがその「母型」のおおもととなる型=「種字(たねじ)」をつくる必要がありました。描いたり、写したりするのではありません。木や鉛合金でできたマッチ棒ぐらいの小さな細い軸に、人の手で「彫って」つくられたのです。

原寸大ですから、本文用でもわずか2、3ミリ角の大きさです。そのサイズに彫刻刀で、それも鏡文字で彫って、明朝体やゴシック体、楷書体など、いろいろなデザインの種字がつくられ、活字のもと=種になった。にわかには信じられないような話ですが、明治から昭和にかけて、実際におこなわれてきたことなのです。この種字を彫る職人のことを、「種字彫刻師」といいました。

はたして、「種字彫刻師」の仕事とは、どのようなものだったのでしょうか。そして「種字彫刻師」とは、どんな人たちだったのでしょうか。本書では、いま、私たちの身のまわりにあるスマートフォンやパソコン、本、雑誌、新聞などのなかに、当たり前のように表示され、印刷されている文字。そんな文字――フォントの源流といえる文字を彫っていた「種字彫刻師」の人と仕事を、わずかに残された資料や実物からひもときます。


【目次】

第1章 活字はじめてものがたり
 活字とは?
 活字 各部のなまえ
 活字のサイズ
 活字はこうしてつくられる
 活版印刷の流れ
   コラム◎種さんの豆知識:活字の大きさ

第2章 「活字の種=種字」をつくる
 種字とは?
 種字彫刻の流れ
   コラム◎種さんの豆知識:種字彫刻の特徴は?
 種字から母型をどうつくる?
   コラム◎種さんの豆知識:母型づくりの道具

第3章 種字彫刻師が活躍した時代
 「種字彫刻師」という人々
 日本における近代活版印刷術のはじまり
 電胎法――種字1本から何万本もの活字を生み出す活字製法
 独自書体の登場
 種字彫刻師のはじまり
 種字彫刻師の修行
 種字彫刻の広がり――活版印刷所の増加
 新聞社と種字彫刻
 手彫りから機械彫りへ
 ベントン、写植、そして現代のデジタルフォントへ
   ◎種さんの豆知識:母型の種類

第4章 種字彫刻師列伝
 東京築地活版製造所
  竹口芳五郎…名の残る最初の種字彫刻師
  竹口正太郎…築地体の中心をなした人
  鈴木彦次郎…明朝体以外の書体を好んだ
  安藤末松…築地活版・最後の彫師
   コラム◎種さんのこぼれ話:名人母型師・字母吉

 秀英舎
  沢畑次郎…記録のほとんど残らない彫師
  河村?太郎…沢畑とともに「秀英体」を完成させる
   コラム◎種さんの豆知識:秀英舎/大日本印刷の活字づくり
   コラム◎種さんの豆知識:ベントン彫刻機って?

 精興社
  君塚樹石…岩波書店の本に多くもちいられた書体を生む
   コラム◎種さんのこぼれ話:樹石の師:石渡栄太郎

 毎日新聞社
  村瀬錦司…竹久夢二の木版彫師もつとめた種字彫刻師
   コラム◎種さんのこぼれ話:小塚昌彦さんが語る村瀬錦司

 朝日新聞社
  太佐源三…声楽・英語・機械も学んだモダンな紳士
   コラム◎種さんのこぼれ話:橋本和夫さんが語る太佐源三
   コラム◎種さんの豆知識:新聞の扁平活字の反響

 岩田母型製造所
  大間善次郎…岩田百蔵に認められた天才
  馬場政吉…岩田母型の種字を一手に受けた
  庭田與一…馬場彫刻工房の一番手
  清水金之助…2000年代に何度も実演会をひらく
  中川原勝雄…凍りつく寒さのなかでの修行

種字彫刻師・人物相関図

最近チェックした商品