内容説明
母親との関係に悩みながら、一人娘のひかりを慈しむシングルマザーの美空。義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も何かと二人の世話を焼こうとするが―。『そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』などで人々のかけがえのない関係を紡ぎ続けた瀬尾まいこが描く、あなたの小さな、でも確かな支えとなる感動の物語!
著者等紹介
瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年大阪府生まれ。2001年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年作家デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、2009年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、2019年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。2020年刊行の『夜明けのすべて』は映画化され、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されたほか、数々の映画賞を受賞するなど、大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
435
瀬尾 まいこは、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、毒親に毒されたシングルマザーの独立・自立の物語、感動作でした。ひかりちゃんのような姪っ子もしくは孫娘が欲しい今日この頃です。 https://www.suirinsha.co.jp/books/detail20.html 2025/06/13
うっちー
340
瀬尾さんらしい作品でした2025/05/12
FUKUSUKE
338
【サイン本】シングルマザーの美空と、その娘のひかりが小学校に入学するまでの一年間で母娘の成長を描いたお話。女手ひとつで育て上げたことを理由に自分の面倒をみてもらおうとする母親に悩む美空を、元夫の弟で同性愛者である颯斗、段取り命のママ友、三池が支えて導いていくのだけれど、とにかくひかりが可愛く、天使のように描かれていてほっこりする。一方、自分を管理しようとする母親に、美空は愛情を感じることなく育った。できることなら、「尊敬する人は誰ですか」と美空に問うてみたい。自分も親を恐れ、尊敬できずに育った一人だから。2025/06/15
R
312
あるシングルマザーの日々をつづった物語。1年を通して、自分の足で立つことができるように成長していく姿をみたと思ったのだが、根っこは変わっていなくて、自分の想いを顕せるようになった姿がとても強く見えてよかった。多くの優しさに助けられながら、娘というかけがえのないもののためにと生きていく必至さに強く打たれるけども、助けられることに寄りかかるのではなく自分で立って、強くなくてはと気づいていくような生き方が、凄くよいと思えた。前を向く物語だった。2025/08/21
Karl Heintz Schneider
293
夫の浮気を機に離婚し、一人娘のひかりを育てる美空。そこへ夫の弟・颯斗がやって来て食事の支度や幼稚園のお迎えをしてくれるようになり美空にとってはかけがえのない存在になる。「今、現在の私を作っているすべてのものを詰めた小説を書きました。2025年の4月頃には刊行の予定です。」「こんなときは書店にどうぞ」の最後に書かれていた言葉。その小説と言うのが本書だと思われる。ちょっとハードル上げすぎでは?そんな思いは杞憂だった。娘に対する深い愛と実母との確執が交互に語られる。母と自分、自分と娘、そのコントラストが絶妙だ。2025/08/08
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