エンジニア入門シリーズ はじめて学ぶリチウムイオン電池設計の入門書

棟方 裕一【著】

科学情報出版（2023/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 142p／高さ 21cm
• 商品コード 9784910558226
• NDC分類 572.12
• Cコード C3054

内容説明

材料の基本、試作と評価、セルの構成、ライフサイクルアセスメント。

目次

第１章　リチウムイオン電池とは（基本構成と動作原理；代表的な正極活物質；代表的な負極活物質；導電助剤、バインダー；電解液；セパレータ；集電体）
第２章　電極の作製（電極仕様の決定；構造と電気化学応答；作製工程；電極構造の確認、評価）
第３章　電極の電気化学特性評価（試験セルの構成；電気化学測定）
第４章　電池の設計、試作と評価（用途と必要性能；正極と負極の組み合わせ、フルセルの作製；劣化と安全性；電池特性の改善）
第５章　環境デバイスとしてのリチウムイオン電池（温室効果ガスの排出削減へ向けて；ライフサイクルアセスメント（ＬＣＡ）
電気自動車のＬＣＡ）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まろん]

★★☆☆☆ リチウムイオン電池の基礎を学べる本。教科書的な書き方なので、わかりやすくはない..が体系的に学べる。アルミ箔は酸化被膜形成によって酸化されずに耐えられる。アルミ箔にはアルミ系、銅箔にはニッケルあるいはニッケルがメッキされたタブリードが用いられる。炭素系負極を用いる際は安全性の配慮から正極に比べて容量とサイズを大きくとる。フロート試験は二次電池の試験の一つで、外部電源に接続し一定の電圧が保たれた状態で行う劣化診断。

2024/08/16