内容説明
ある日、いぬがさんぽにつれられて、あるいていると…地面の穴から何か見えます。「ありんこ?」ありんこは、行列を作って、どんどんどんどん歩いていきます。じめんの行列は、いぬの背中から頭を進みます。いぬをつないでいたロープをつたって、おとうさんの上に。おとうさんと手をつないでいたぼくをのぼっていって、それから、それから…まだまだ続きます。地面にもぐって行っても行列は、まだまだ続きます。いったいどこまで行くのやら…。とっても小さなありんこの行列が、地球の大きさまで広がるスケールの大きなお話です。
著者等紹介
いとうひろし[イトウヒロシ]
1957年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中より創作を始め、絵本『みんながおしゃべりはじめるぞ』(童心社。現在は絵本館で出版)でデビュー。主な作品に『ルラルさんのにわ』(絵本にっぽん賞)『くもくん』(日本絵本賞読者賞)(以上ポプラ社)、『おさるのまいにち』『おさるはおさる』(ともに路傍の石幼少年文学賞)『おさるになるひ』(産経児童出版文化賞、IBBYオナーリスト選出)『おさるのもり』(野間児童文芸賞)『だいじょうぶだいじょうぶ』(講談社出版文化賞)(以上講談社)、『マンホールからこんにちは』(児童文芸新人賞)(徳間書店)他多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。言葉は、「ありんこ?」と「ありんこのぎょうれつ」だけ(笑) でも、カラフルな絵がたくさん出てきて、飽きない。小さなありんこだけど、それがたくさん並んでくると、スケールの大きなものになっていくんだね♪2025/06/01
たくさん
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アリさんというのは一匹としての個性もあるし、軍団になったらまとまりとしての性格や個性も持ってくる不思議な虫かもしれない。明るい天気のいい日に散歩している家族よりも大きなスケールで、そのスケールが大きすぎるようになるまで最初の想像よりも、どんどん大きくなって果てしなく期待以上になる気配を楽しんでほしいな。2025/06/02
飴
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数を習い始めた児童たちは、いっぱいのぎょうれつありんこに大喜び。表紙からわかりにくいけど、やっぱりいとうひろしさんらしさが溢れている作品。くすっとわらってしまう。2025/06/15