内容説明
えっちゃんは、たっくんのほっぺをつんつん、つんつん、とさわります。でも、たっくん、だんだんいやなきもちになってきました。たっくん「やめて」って言えるかな?ちいさな子どもの遊びの中での出来事です。主人公・たっくんはいとこのお姉さん・えちゃんから、ふざけてほっぺたを触られます。えっちゃんは、たっくんをかわいいと思っての遊びの延長でした。そうした時に、きちんと「いやだ」と伝えることができ、また「いやだ」と言われた方も、自分が遊びの延長だと思っていても、相手にとって嫌なことはやってはいけないことなのだということを伝えます。見返しでは、「プライベートゾーン」などの言葉やあぶないことにあったときにどう対処したらよいかを紹介しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
46
読み友さんの感想を読んで。「いやだ」ということの大切さ、そして周囲がその気持ちをリスペクトすることの大切さを描いている絵本です。「へるもんじゃないんだから」とか、「おおげさだなあ」なんて言葉で否定しないでほしいもの…。表見返しのメッセージがとても需要なのに、私の目では水色に白字は読みにくい…。できたら絵本の最期にきちんと「大人の方へ」とまとめてほしかったかなあ…。2023/06/28
うー(束の間の夏休み〜🌻)
20
〈絵本〉最近増えてきたプライベートゾーンの絵本。表見返しが素晴らしい!子ども達に知ってほしい事が全てここに書かれている。しかしこの大切なページは全て文字。それも青色背景でびっしり小さな白色文字。ここを熟読する子はいるのだろうか?登場人物4人中、白い服が3人。(正確には全員白色だが、たっくんは赤色オーバーオールで分かりやすい)髪型も似ていて、最初パラッと読んだ時は誰が誰だか判別し辛かった。(私が老眼だからか?😓)2023/07/01
anne@灯れ松明の火
17
新着棚で。タイトルから予想はついたが、柔らかい形で描かれていて、とても良かった。従姉の家に行き、遊んでいた たっくん。上の従姉は「ほっぺたにさわってもいい?と聞いたので、「いいよ」と答えた。その後、下の従姉は聞きもせず、触り、どんどんエスカレートし、嫌な気持ちになるが、年上の人に嫌だと言ってもいいのか迷う。見返し・あとがきではプライベートゾーンのことも伝えている。2023/03/11
アズサ
3
性教育目的。そうだよね、ほっぺだって、触られて嫌なことあるよね。プライベートゾーンの話しは、親も勉強になる。少し早かったのかまだ理解はできていなさそうだったけど、何度か読みたい。2歳11か月2023/05/22
たくさん
3
嫌だといえるか言えないかによって自分の気持ちが大きくなったり嫌になったり。わるぎはなくて楽しいことをしているときに自分以外の人の表情を見て取れないほど熱中している場合って結構あるかもしれない。常に顔色をうかがうタイプの子もいるだろうけど。ふわっと楽になるのが自分の気持ちを言えたことっていうのをそれでいいんだって伝えたいときに使いたい本です。2023/02/12