内容説明
生き字引が語る日本SL史と復活蒸気の知られざるエピソード。国鉄時代の機関士教本や運行マニュアルなど希少な資料も掲載。昭和38年・国鉄入社から令和2年・東武鉄道退職まで日本最高齢機関士による唯一無二の自伝。機関士によるSLのメカニズム・仕組み解説。
目次
第1章 国鉄就職
第2章 高崎第一機関区勤務
第3章 あこがれの機関士乗務
第4章 蒸気機関車の廃止と復活
第5章 秩父鉄道のSL復活運行
第6章 東武鉄道のSL復活運行
資料編
著者等紹介
田村力[タムラツトム]
昭和17年(1942)、群馬県安中市生まれ。19歳で国鉄に入社し翌年に機関助士として高崎第一機関区に配属、26歳で機関士となる。国鉄民営化後、JR東日本に採用され、昭和63年にはD51 498号機復活イベント列車「ダイヤ改正記念号」を牽引運転。平成2年より埼玉県北部観光振興財団に出向し、秩父鉄道でSLを運転。その後、中央研修センター動力車乗務員養成室勤務となり、電車運転士やSL機関士の養成に取り組む。平成14年にJR東日本を退職。以降、秩父鉄道のSL機関士育成に携わり、平成28年より東武鉄道の嘱託社員となり、SL復活運転やSL機関士の自社養成準備を行い同社のSL復活に尽力。令和2年に東武鉄道を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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