出版社内容情報
ブレインサイエンス・レビュー2026では、ブレインサイエンス振興財団・第38回(2023年度)塚原仲晃記念賞を受賞された研究者、およびブレインサイエンス振興財団の研究助成を受けられた15名の研究者の方々による総説をお届けします。中枢神経損傷、睡眠障害、ALS、統合失調症、アルツハイマー病、うつ病、ギラン・バレー症候群といった疾患の病態解明や治療を目指した脳科学的アプローチ、また、知的発達の要因の解明、認知や自己意識の問題について、脳領域横断的なネットワークの解析、生後発達期の神経回路再編成について、思春期の心理的ストレスが感覚に及ぼす影響、?性攻撃?動が誘発される仕組みの解明、かゆみの仕組みの解明といった、最新の脳科学研究の成果を紹介・解説いただきました。
【目次】
1章【塚原賞】西村 幸男(東京都医学総合研究所)
脳とコンピューターをつなぐ人工神経接続による中枢神経損傷後の機能回復戦略
2章 沓村 憲樹(筑波大学)
睡眠と覚醒に関与する小分子の創製を目指して
3章 岡田 智(東京科学大学)
Molecular fMRI を実現する分子プローブの開発
4章 三好 清文(京都大学)
自己認識モニタリングの計算基盤
5章 宮脇 寛?(?阪公??学)
高周波数オシレーションを介した脳領域横断的なネットワーク
6章 千葉 杏子(東北大学)
KIF5A 変異と筋萎縮性側索硬化症(ALS): 分子異常から病態形成までの理解
7章 飯野 祐介(筑波大学)
統合失調症の理解と克服に向けた基礎神経科学アプローチ
8章 橋本 翔子(滋賀医科大学)
ノックインマウスを用いた新規アルツハイマー病治療標的タンパク質の同定と解析
9章 近藤 誠(大阪公立大学)
運動がもたらす抗うつ効果の分子メカニズム
10章 藤本 聡志(九州大学)
生後発達期の神経回路再編成とシナプス競合のしくみ
11章 中山 寿子(東京女子医科大学)
思春期の心理的ストレスによる感覚視床シナプスのリモデリング
12章 竹本 さやか(名古屋大学)
知的発達症とCaMKII:シナプス可塑性から行動表現型まで
13章 山口 隆司(ニューヨーク大学)
?性攻撃?動に対するホルモンおよび神経制御機構
14章 高浪 景子(奈良女子大学)
脳幹・脊髄領域のかゆみの神経回路と修飾因?
15章 清水 文崇(山口大学)
免疫介在性ニューロパチーにおける血液神経関門破綻機序―ギラン・バレー症候群から血液神経関門破綻に関与するsnRNP 抗体の同定



