出版社内容情報
糖鎖・複合糖質は、植物、ヒトを含む動物、細菌、ウイルスまで広く存在し、その構造や役割が様々です。グライコサイエンスの発展によりそれらの重要性が認識されてきています。また、その応用用途も食品や医薬品など広い範囲をカバーしています。これからますますその重要性が大きくなるものと期待されます。
糖化学の勉強や研究を始めようとしたとき、これまで参考にできるまとまった基礎的な文献というものがありませんでした。本書は、これから糖化学を始めようとする学生・大学院生、あるいは、企業の研究者の方のご参考の一助になれば、との思いから制作しました。
目次
第1章 糖化学の基礎
第2章 二糖およびオリゴ糖・多糖
第3章 分析手法
第4章 化学合成による糖鎖合成
第5章 酵素反応
第6章 構造生物学
第7章 糖質資源と食品
第8章 糖化学と医薬品
第9章 練習問題
著者等紹介
石渡明弘[イシワタアキヒロ]
国立研究開発法人理化学研究所開拓研究本部専任研究員。専門:糖化学・天然物化学・有機合成化学
一柳剛[イチヤナギツヨシ]
鳥取大学農学部教授、附属菌類きのこ遺伝資源研究センター長。専門:合成化学、糖鎖工学
北岡本光[キタオカモトミツ]
新潟大学農学部教授。専門:酵素化学・食品化学
伏信進矢[フシノブシンヤ]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授。専門:酵素(主に糖質関連酵素)の構造と機能解析
眞鍋史乃[マナベシノ]
星薬科大学薬学部教授、東北大学大学院薬学研究科教授。専門:複合糖質合成化学
山口芳樹[ヤマグチヨシキ]
東北医科薬科大学分子生体膜研究所教授。専門、構造生物学・糖鎖生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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