出版社内容情報
木村映里[キムラエリ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
shikada
16
コロナ対応に携わる看護師の手記。医療関係者が受けた差別を可視化している。感染リスクが相対的に高いゆえに受ける偏見や、ある種過剰なまでの感謝・応援を受けて、著者は疲弊した。看護師は英雄でも白衣の奉仕者でもなくて、ひとりの労働者だと著者は言う。想定外の事象(今回ならコロナ)のせいで、平時より高い負荷がかかる職業人に対しては、せめて処遇を改善するとか、精神論だけじゃない対応が必要だと感じる。2022/11/02
バーニング
4
新型コロナの感染者数がピークに達していた2022年に出版されたものを2026年のいま読むと、非常に隔世の感がある。2020年〜2022年の上期までの約2年半の記録が、今となってはとても貴重なものになっていることに気づいた。医療者として、同時に社会を構成する一般市民として。常にこの二つの属性を同時に背負う生き方を貫いている著者がとてもかっこ良く見える。同時に、そうした著者の生き方の脆さや弱さも赤裸々に記録されており、著者もまた一人の人間なのだ、ということを何度も何度も噛みしめながら読んだ。2026/06/07
t miya
2
重い内容ながら、読みやすかった。この2年間に起こったことはストレスフルなことばかりだったけど、看護師にとってはめまぐるしく感情が揺さぶられることだったのだな、とひしひしと伝わってきた。表面的な綺麗事では語れない医療従事者の内面を垣間見ることができてよかった。2023/01/28
たこ
2
2022年11月5日初版発行。まだ「次」などと言える状況でないが、「次」のパンデミックのときに残っていてほしい一冊だし、今この時代に読んでおくべき一冊でもあると思う。第4章、罪悪感に対して腹を決めた著者が眩しい。シンプルに「ありがとうございます」と伝えたい。2023/01/12
せい
2
コロナで厳しい状況の中でもきちんと医療者としての自分を客観視できる著者のバランス感覚や倫理観に自分も思わず襟を正す思い。自分もコロナでいろいろ仕事がきつかったけど、同い年の著者が踏ん張っている限り諦めずにやっていきたいと思った。2022/11/23




