感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
38
〈玉垂の 小簾のすけきに 入り通ひ来ね たらちねの 母が問はさば 風と申さむ〉巻十一2364番歌→〈シーーーッ… こっそり入ってきて!!! お母さんに バレそうになったら 「ええ風ふいてんな ぴゅ〜♪」ってごまかすから〉 シリーズ第3弾。1冊目を手に取ったときのような破壊力は感じなくなったが、それでも安定の味わい。和歌っていうと、何となく貴族がオホホホって遣り取りして、格好つけてるイメージが(私個人としては)強かったのだけれど、本来は、息するように自然にこぼれ出る思いを形にしたものなのかもしれないなって。2025/11/06
shikashika555
38
奈良弁万葉集第3弾。 式部省役人の歌を多く採り上げている。 安定の手軽さと面白さ。 そして表紙絵のかわいさと脱力加減に惹かれて今回も購入。 それでもやはり恋愛の歌が多いな。 「相思はぬ 人を思ふは 大寺の 餓鬼の後方(しりへ)に 額づくごとし」 がいちばんツボ。 千年の時を隔てても 思うことはおんなじねー。2024/03/21
たまきら
34
奈良贔屓の万葉集紹介本、第三作目はなんと嬉し恥ずかし袋とじ付き!今回もさらに「日本人って変わっていないんだなあ」色が強くなりました。一番笑ったのは大伴家持が浮気した部下をこってり叱ったなっが~い(省略されているのに長い)エピソード。最後のドドドドドドドドドに笑ったんですが、え?え?この後どうなったの!?2024/11/30
Shoji
27
万葉集の超意訳集。うけ狙いの本だ。Z世代が訳したらこんな感じと思わせる内容。第一巻は面白かった、第二巻で既にマンネリ感がした。なのに、この第三巻も買ってしまった。なぜだろう。息抜きの場所を欲しているのだろうか。さて、この本の意義を少し真面目に考えてみた。物の考え方を「型」に当てはめてはいけないということか。脱ステレオタイプで行こう!。きっとこの本の目的は、万葉集に興味を持つ人を増やすための本なのだ。2024/04/13
まぁみ
24
現代も昔も人の気持ちってあまり変わらないものなんだね。いや、同じなんだなと笑いながら思いました。三作目の本書、なんと、袋とじが付いています(笑)。恋に仕事に全力投球する歌の数々、堪能しましたン♪読後、三冊並べてニヤニヤしちゃった(笑)。2024/02/24
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- 和書
- 液相焼結




