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内容説明
だれもが情報発信できる時代の倫理とは?自殺や災害報道、病名告知の現場で、情報をいかに伝えるべきか?ジャーナリズムと福祉の現場を経験した著者が、「伝えること」の歴史性を明らかにし、「ケア」という概念から、ソーシャルメディア時代における新たなつながりのかたちを提唱する。
目次
第1章 広範なケアを必要とする社会背景(自殺者約3万人とその対策;精神科の患者約419万人の動向;精神保健と社会環境;精神保健とメディアとのかかわり)
第2章 ケアとは何か(定義と歴史;日本における「ケア」の広がり;障害者ケアへの視点)
第3章 メディア・ジャーナリズムの視点からケアを考える(ジャーナリズムとしてのメディア;ジャーナリズムの基本;パブリック・ジャーナリズムとシビック・ジャーナリズム;ケアメディアを導くケアジャーナリズム;私たちのあしあと)
第4章 ケアメディアの条件(環境―ソーシャルメディアのメインストリーム化;倫理感―社会形成の本質として;ポイント―当事者意識;権力監視)
第5章 ケアメディアを支えるもの(オープンダイアローグ―モノローグからオープンへ;対話を補助する機能としてのメディア;劇場型に対して市民オペラ型のメディア)
著者等紹介
引地達也[ヒキチタツヤ]
1971年、仙台市生まれ。上智大学大学院文学研究科新聞学博士後期課程修了。博士(新聞学)。毎日新聞社記者を経てドイツ留学。帰国後は、経営情報誌の編集者を経て、共同通信社入社。外信部、韓国・延世大に社命留学し、ソウル特派員。退社後はメルボルンでオーストラリアの核問題を研究し、帰国後、大手金融機関の経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など国際経験を生かした業務に従事。東日本大震災でのボランティア活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」をきっかけに、支援が必要な場所への活動を展開。2020年4月、シャローム大学校から一般社団法人みんなの大学校を設立し「ウェブでつながる」を基本とした要支援者のための学びの場を展開。現在、一般社団法人みんなの大学校代表理事、ケアメディア推進プロジェクト代表並びに季刊「ケアメディア」編集長、法定外見晴台学園大学客員教授等。一般財団法人発達支援研究所、日本マス・コミュニケーション学会、日本質的心理学会、日本LD学会、全国専攻科(特別ニーズ教育)研究会、The Association for Education in Journalism and Mass Communication(AEJMC)などに所属し、ケアとメディアの研究と実践を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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