内容説明
財務省解体デモが盛んだ。しかしながら財務省には首相をも凌ぐ巨大な権力がある。財務省の秘密警察とは何なのか?あなたも見られている!愛人も隠れ家もお見通し!首相たちもなぜか財務省の言いなりになる。なぜか財務省と戦う政治家は不祥事が発覚する。
目次
第1章 首相や国会よりも強い財務省(平成以降、日本人の賃金を上げたのは安倍首相だけ;安倍政権で貧困層が減った ほか)
第2章 安倍首相と財務省の死闘(2度も財務省に異を唱えた安倍首相;財務省の権益を守る「消費税」 ほか)
第3章 国民を監視する財務省の“秘密警察”(財務省の秘密兵器「国税庁」;国税庁とは? ほか)
第4章 なぜ朝日新聞は財務省の広告塔になったのか?(かつては消費税に大反対していた朝日新聞;朝日新聞は消費税の欠陥を徹底的に批判していた ほか)
第5章 財務省の正体(たった800名の「財務キャリア官僚」が国家権力を握っている;財務省キャリア官僚の本質は「大企業の代弁者」 ほか)
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中。You Tubeで「大村大次郎チャンネル」を配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Y2K☮
29
財務省のキャリア官僚といえばエリート中のエリート。極めて優秀な人しかいないと思っていた。実際そうなのだろう。でも稲盛和夫さんの理論だと、熱意があって能力が秀でていても、考え方が間違っていると生み出す結果は社会にとってマイナスなのだ。連中はこんな環境で出世し、天下りして大金を稼ぐために官僚になったのだろうか。追徴金のノルマみたいなのは本当にやめてほしい。退職後を見据えて大企業の脱税を見逃すことも。そんな仕事は公務員の名に相応しくない。あと安倍さんを持ち上げる気はないけど、あの問題の見方が変わった部分はある。2025/06/10
かなた
7
国税調査官の権力が警察よりも大きいとは知らなかった。脱税をしている可能性があるからという理由で、尾行や銀行の口座情報の収集までできるのか。納税者である日本国民がこの権限の及ぶ対象となるから、日本という国が国税庁ないしその上位組織である財務省の支配下という理論になる訳。財務省の目的は、歳出を歳入で賄わなくてはいけないという財政法4条を守ること。財政法の改正がまず必要だと思います。2025/06/07
oko1977
4
・安倍首相は典型的な世襲議員の欠点もあったが、賃上げを行い平成以降唯一の賃金を上げた。やればできたという証明。 ・アメリカの大統領といえども銀行の権利を動かすのはできなかった。日本はいわんや。 ・消費税は安定財源なので財務省は上げたがる。所得税や法人税は安定財源ではあまりないから。国会議員が選挙のたびに下げるのと景気に左右されるから。 ・再建するには財務省を解体し各省庁を独立させること。2025/05/05
古山 雅一
1
こんな日本でええのか? 腐りすぎでやばい なんで誰もなんもいわんのや?2025/06/15
soccer atsushi
1
非常にわかりやすい。徳島出張の行き帰りで一気に1冊を読み終えた。2025/06/09