内容説明
小林製薬の「紅麹サプリ」問題は、大きな話題になっています。実は年を取り、70歳も過ぎると、飲む薬やサプリにも気をつける必要が出てきます。年を取ると、代謝機能が落ち、薬が体内に存在する時間が長くなり、副作用が出やすくなるからです。本書は、年を取ったら、接種に気をつける薬やサプリ、現在飲んでいる人が安全にやめていくには、などについて説明し、なおかつ、なぜ、そんな薬を医者が使うのか、医療界の闇を追及していきます。
目次
はじめに 小林製薬の紅麹コレステヘルプから考える様々な問題
第1章 効果の代わりに副作用もあるのが薬(医者も患者も、生活習慣病の薬を飲み続けることによる害に無自覚;年を取ると薬の副作用が出やすくなる ほか)
第2章 生活習慣病と精神科の病は薬以外で治す(ジェネリックはよくないのか?;医師に対する教育が悪いからたくさん薬を出している ほか)
第3章 どんな薬も、メリットとデメリットを比較する(飲み続けると危ない薬;薬は、自己判断でやめていい)
第4章 医療の「数値主義」という罠(日本の医療は数値主義に毒されている;『今日の治療指針』で薬を調べる医者には行くな ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、立命館大学生命科学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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