内容説明
会社にして、税理士に頼んだから税金は安くなる。そんなことはあり得ない。税理士の仕事は申告の代理をすることで、節税の手伝いをすることではない。会社にするだけでは個人よりも税金がかかる場合もある。節税のためには「自分の給料はいくらにすればいいのか?」「普通は落としにくい領収書は、どんな工夫をすると落とせるのか?」「税務署が来やすい決算書とは?」「決算が税務署が来たがる内容になったときは、どう対処すればいいのか?」などの知識が必要。株式会社も合同会社も節税方法は同じ。本書では、ひとり社長、または家族会社に絞り、節税のノウハウを余すところなく、披露した。
目次
序章 ひとり社長のメリットをしゃぶりつくす
第1章 手っ取り早く税金を逃れる方法
第2章 家族に給料を分散する
第3章 会社の金を自由に使う方法
第4章 交際費を際限なく使う方法
第5章 高級外車で節税しながら蓄財する
第6章 消費税とインボイス制度に要注意
第7章 脱税は無精者の犯罪
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NAGISAN
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元国税局調査官の執筆本。起業する場合、個人事業主か株式会社の社長になるのか迷っている方に、節税の面からのアドバイスが豊富。インボイス制度と消費税の経過措置の記述もあるので便利。政党のパリ視察旅行でマスコミは盛り上がった事案があったが、政治家への事後的な評価の面はさておき、民間会社では税務的に問題がなく、一般に利用されている。家族旅行や高級外車購入での節税(結果的に赤字法人)など、見聞きしたことはあるが、そうなんだ~と思った。但し、合法とはいえやりすぎると、怖い税務調査で別件を見つけられる危険も。2023/12/30