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内容説明
日本統治時代の後半、台湾本島や金門島などで流行した「花磚」と呼ばれる彩色タイル。「和製マジョリカタイル」と日本で呼ばれるそれは、今日、わずかに残存する古い建物においてのみ見られ、その数は日に日に減りつつある。台湾の建築史に燦然と輝く1ページを残すため、長年にわたるフィールドワークにより張り合わされた、美しきタイルの記録と記憶。
目次
1 タイルの文化(起源:生活のなかの芸術;彩色タイルとは何か;タイル文化の起源;タイル文化の発展と変遷)
2 世界の彩色タイル文化(欧米における彩色タイルの歴史;日本の彩色タイル史;東南アジアの彩色タイル史)
3 台湾の彩色タイル文化(剪黏:立体のモザイク;台湾における彩色タイルの受容と展開;彩色タイルの出処を探る;彩色タイル装飾の代表的建築 台北賓館のヴィクトリアン・タイル;台湾の民家における彩色タイルの使用位置;台湾の家具に見られる彩色タイルの応用例)
4 彩色タイルの規格と製造(彩色タイルの規格;彩色タイルの製造;彩色タイルの製造方法)
5 彩色タイルのデザインと配列パターン(彩色タイルの図案;タイル張りの各種デザイン)
著者等紹介
康〓錫[コウダクシャク]
歴史文化研究者、コミュニティ・カレッジ講師。1985年より今日まで、台湾の歴史的建造物を対象としたフィールドワークを続けている。李乾朗古建築研究室研究補佐員、台北市古風史蹟協会理事長を歴任。台湾の歴史的な建築および装飾に関する多くの著作がある
大洞敦史[ダイドウアツシ]
文筆家、三線奏者、蕎麦職人、台湾政府認定観光ガイド、法廷通訳者、台南市日本人協会副理事長。1984年東京生まれ。明治大学理工学研究科修士課程修了。2012年台南市に移住、ワーキングホリデーと2年間の日本語塾勤務を経て蕎麦レストラン「洞蕎麦」を開業、5年間経営する。現在「鶴恩翻訳社」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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