目次
言葉に溺れてしまいそう
九階のオバケとラジオと文学
ソローと手を繋いでスキップを
偶然と必然の交差する場所で
一九八四年、存在しない愛の話
自転車を漕ぐ背中の
変容する明日を追いかけて
マリー・キュリーにはなれない
サニーデイ・サービスと月曜のDM
私は君を殴らないよ、悪いけど。
火曜の午後、私のセンス・オブ・ワンダー
アメリカの夜を真空パック
そのサンショウウオの尻尾の歯形は、私がつけました
消えたい夜に、遮断機は降りない
君のこと、よく知らないけど、なんか。
勘違いじゃないと、いいんだけど
だって好きだから
おやすみ、好きだよ
花と自転車、三月の記憶
どれだけ祈っても汚いままのこの世界
孤独、愛、文学、全部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lyrical_otoca
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「Book Reading Club」を聞いている時はすごい明るい人だな〜って印象だったけど、本読んだら鬱病患った過去があったりかなり繊細な感性を持っていたりと意外な一面が見えて良かった。魂が美しいな……と感じる文章が多くて読んでて元気になる文章だった。2024/11/21
あっちむいてほい
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ラジオパーソナリティの28歳の著者さん。些細な出来事を覚えておきたい、というきっかけで物書き(ブログ)をはじめたらしい。これまで出会ってきた様々な書籍と日常の出来事や感情が繋がって、著者さんの芯になってゆく。最近は知識を得るために本を読んでいたけど、偉大な物書きの力を借りてぼやっとした思いを形にしたいと思った。それは芯になる。心の支えになってくれる。どうしようもないわたしを、私にしてくれる。なんだか生っぽい、みずみずしい読書時間だった。2024/10/27