出版社内容情報
宮後 優子[ミヤゴ ユウコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
採算が取れなくて出版社では出せない本を出したい、などの理由で増えているひとり出版社。どうやってひとり出版社で本をつくるのか?どうやって運営していくのか?自身も運営する著者が、その運営についてまとめた一冊。企画から著者との交渉、原価計算から本のデザインをどう考えるか、どうやって出版流通に乗せるのかなど、分かりやすく説明されていました。校正と校閲の違い、印刷コスト節約のために16ページの倍数にする、原価内の紙代の占める大きさ、翻訳本を作るにはなど、アンケートでは副業をされている方も意外といて興味深かったです。2023/03/19
れっつ
40
初めて本をつくって売ろうとする人向けの、詳細でわかりやすい指南書。ではあるが、この本のどこが良いかというと、"本をつくって売る"にあたり、その手順やすべきこと、気をつけるべきところ、役立つサイト、どんなやり方があるか、そのメリット・デメリットなど、作者の経験に基づき、流れを追ってとても丁寧に書かれている点である。同時に、ひとり出版する予定のない人にも、どのようにして本が作られ、売られ私たち読者の元へ届くのか、事細かにわかるのが面白い。本1冊に関わる仕事がこんなにもあることに驚く。その重みを感じて読了。2022/11/10
チェアー
4
ひとり出版は楽しそうだけれど、やるべきこともすごく多い。それでも出版したい本があるかどうか。それは1冊ではなくて、続けて世に問える本があるか。覚悟が問われる。 実務的に役立つ。企画書の作り方や原価の考え方、どんなコストが発生するかなどは、ひとり出版でなくとも参考になる。 2022/12/11
綾
2
図書館の新刊棚で見つけたので走り読み。最近よく見かける個人出版社の経営と出版方法についての具体的な手引書。ZINのようにイベントや個人書店を販路にした本ではなく、一般流通に乗せて販売したい人向け。実際に起業したい人にはかなり有用だと思う。2023/02/13
よだみな
1
図書館本だったけど、購入決定。出版社を作る技量はないので、趣味として本を作りたい。 本の作り方は多少はできるけれども、流通となるとわからない。発行部数の目安、ISBNの取得方法、流通の仕組みなど、とても参考になりました。オンラインセミナーにも登録したいです2023/10/03