出版社内容情報
◆本書は、中国の湖南省出身の作家、潘峰自身の家族史に基づいた文学作品である。物語は現代まで続き、一家の運命を、中国百年間の主要な出来事と密接に織り交ぜて綴られる。
◆本書に収められた百年にわたる物語は、激動の20世紀初頭から始まり、祖先が日本から安徽省の貴市と当土を経て、混乱の続く湖南省を旅し、最終的に湖南省の町に定住し余生を送るまでの道のりを描いている。
◆小説には、雪峰山、棺桶、呪術、死体の妖怪、キリスト教会、様々な軍隊が登場し、当時の中国の諸相を垣間見せる。「小南京」と呼ばれる洪江の街並みをはじめ、物語を通して神秘的で情緒あふれる情景を描き出している。
【目次】
第一章 菜の花畑
第二章 日本
第三章 戦火を逃れて
第四章 雪山越え
第五章 湘西
第六章 妹を埋める
第七章 関羽の物語
第八章 芸蘆での日々
第九章 養豚夫と女教師
第十章 誓い
第十一章 手紙
第十二章 父の訪問
第十三章 農村の日々
第十四章 家族は共に暮らすもの
第十五章 母の棺
第十六章 父の旅立ち
第十七章 水没した古城
第十八章 かつての旅路をたどる
内容説明
大ヒット中国映画『山の郵便配達』の舞台である湖南省の山奥の町で、中国近現代の激動の百年を生きたある家族の物語。主人公の母方の祖母は日本に留学した祖父に嫁ぎ、中国に渡ってきた日本人女性だった。
著者等紹介
潘峰[バンフォン]
湖南省長沙出身、現在は上海在住。石油貿易に従事し、余暇に文筆活動をして各文芸誌にエッセイ、小説、マイクロ小説などを発表。そのうち、『仏仮』はその年の全国マイクロ小説十選に選ばれ、『大話股神』は自ら脚色、出資して映画化している
水野衛子[ミズノエイコ]
1981年慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒。1995年より中国映画の字幕翻訳と通訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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