出版社内容情報
中国の手仕事、とりわけ非物質文化遺産の技は、伝統文化の核心をなす。本書は、壮族の女紅の継承者から、世界無形文化遺産である宣紙の抄紙工、さらには製茶師、製薬師、夏布刺繍、蜀錦の職人に至るまで、十五名の匠の技と生業を丹念に記録した一冊である。
本書の大きな魅力は、各技芸の細部にまで迫る描写にある。原風景をそのまま写し取るような場面構成、視点を自在に切り替える語り、豊富な史料を織り交ぜた叙述によって、読者はまるで現場に立ち会っているかのように、匠の精神と技の美しさを体感することができる。
本書は、手仕事の未来を考えるための貴重な記録であり、伝統文化こそ民族のアイデンティティであることを静かに示している。
【目次】
1 木製農具職人・ 文業成
2 中医薬師・ 黄文鴻
3 製茶師・ 楊勝偉
4 チュワン族の女仕事の伝承人・李彩蘭
5 紙漉き職人・ 周東紅
6 レリーフ職人・ 郭海博
7 夏布刺繍の伝承人・ 張小紅
8 綿花画の伝承人・ 郭美瑜.
9 八宝印肉の伝承人・ 楊錫偉.
10 成都の漆塗り職人・ 尹利萍
11 蜀繍の伝承人・ 孟徳芝
12 蜀錦の伝承人・ 胡光俊
13 シボ族弓矢職人・ 伊春光
14 平楽郭氏整骨の伝承人・ 陳海如
15 鉄骨ビルの建築師・ 陸建新



