感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
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BiSHを育て上げた音楽プロデューサーの、売れないバンド時代から地元を音楽で活性化する現在までの物語。手垢のついた表現で恥ずかしいけど、無駄な経験ってないな。著者のあらゆる過去が現在につながっている。どれかひとつ欠けても今はないんだろう。著者の場所までたどり着ける人とそうでない人を分つ物、それがこれまた手垢のついた「あきらめない」であることに、努力し続けることの大切さを思い知らされた。「作者が読んで泣けない物で読者が読んでなくわけない」「楽曲派アイドル」が響いたポイント。2023/09/21