内容説明
慣習的な思考枠は誤った思い込みを呼び、自由な心を押さえつける桎梏にもなりかねません。しかし、パターン化は私たちの日常的な活動の様々な場面で行われており、重要な貢献をする種類のパターン化ももちろんあります。本書で取り上げるのは、言語の生成や意味理解に貢献する、人々の慣習で形成された文法規則、中でも「構文」というパターンです。(はじめに から)
目次
1章 文法的に文の意味を考えるとは
2章 自動詞文・他動詞文・受身文・使役文の意味
3章 逸脱的な「のを」の文
4章 逸脱的な「のが」の文
5章 「のが・のを」と「のに・ので」の違い―名詞性
6章 文の理解と意味の創造―類推とは何か
著者等紹介
天野みどり[アマノミドリ]
筑波大学博士課程大学院文芸言語研究科、その後、同大学より博士(言語学)取得。新潟大学、和光大学を経て、大妻女子大学文学部教授。専門は、日本語学(文法論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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