内容説明
8の事業拠点、1000名以上のスタッフの舵取りを行う、地方病院の代表が描く、「0歳から100歳まで」の未来地図。
目次
第1章 医療・介護・福祉(人口減少は次世代に何をもたらすのか;医学、人類の進化が疾病構造を変える ほか)
第2章 地域社会とのつながり(地域の中の「縁」と「つながり」を複合的に考える;地域に今、必要なのは多重構造化したセーフティネット ほか)
第3章 組織と人(フィロソフィ)(組織課題の解決のヒントは「価値観の共有化」;組織の方向性を間違えないためのベクトルを示す ほか)
第4章 今、できることは何か(未来思考のもと、自分には何ができるのかを考える;「何かしてもらう」発想から「自分でできること」探しへ ほか)
著者等紹介
小林清彦[コバヤシキヨヒコ]
2001年に松本歯科大学卒業。社会医療法人大雄会を経て、2004年に愛生館で勤務開始。人事・経理や事業所長などに従事しながら口腔ケアの充実を行う。2013年に社会福祉法人理事長に、2018年にグループ代表に就任。「0歳から100歳まで、すべての人を支援する仕組みづくり」を追求し、医療・福祉・介護施設を展開する一方、2022年にはこども園と高齢者デイサービス施設、障がい者施設、地域交流サロンなどの複合施設「CORRIN」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ニッポニア
49
地域を変えれば日本が変わる、のか。少なくともそう思って日々を生きるべき、論。以下メモ。政府がマッチングした仕事を断った場合生活保護も受けられなくなる、やる、やらないという一つの幸せの決定権が自分にあり、個人の考えを尊重するデンマークの仕組みが正当では。デジタルネイティブの世代の人にとって住みやすい地域を作る場合、今までの常識は通用しない。価値観をアップデートが必要。本当にこのままでいいのか、という視点で組織図を眺めよう。今の常識は未来の非常識。2024/11/20
ムーミン
20
今進めようとしている「学校を核にした地域づくり」「地域とともにある学校づくり」につながる、参考になるところが随所にありました。2024/03/30
すくすく
7
医療現場目線からの地域連携についてまとめられている。手厚すぎる手当や医療制度の歪みなど意欲的な記述もあるが、それが医療者にとってきっと率直な意見、感想なのだろう。2024/11/30
yyhhyy
3
地元密着の病院経営者が思うところをまとめたもの。話にまとまりこそないが東京以外の高齢化に伴う医療の問題などが教養になる。2023/07/02
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- 和書
- そこから青い闇がささやき