内容説明
イスラーム神秘主義者スーフィーの眠らない夜、イスタンブールのコーヒー売り、パリの哲学カフェ、ウィリアム・H・ユーカーズのコーヒーの密林、ラルフ・S・ハトックスの中東カフェ、ウンベルト・サバのカッフェラッテ、北園克衛のコオヒーとパンの匂ひ、ジャック・プレヴェールの別れのコーヒー。あなたの知らないコーヒーの風景がここにある。
目次
第1章 旅するコーヒー(はじめに、あるいは道草から始まる物語;ニコのコーヒーをめぐる冒険 ほか)
第2章 ソクラテスのカフェ(哲学カフェ;詩とコーヒー ほか)
第3章 コーヒー文化論一九六八/二〇一八(明治維新から;学生たちの「反乱」 ほか)
第4章 「詩とコーヒー」試論(禁酒法の国のコーヒー;ユーカーズにおける「コーヒーの詩」 ほか)
著者等紹介
小山伸二[オヤマシンジ]
1958年鹿児島県生まれ。東京都立大学法学部卒。株式会社柴田書店で書籍編集者を経て、1988年より辻調理師専門学校に勤務。食文化の授業を担当。立教大学観光学部兼任講師、日本コーヒー文化学会常任理事、食生活ジャーナリストの会副代表幹事。書肆梓代表。詩人としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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