内容説明
「人生はエスプレッソのように苦く甘い」2011年に発表した名著に、書き下ろしエッセイと新たな写真を加え再編集し、文庫新装版で待望の復刊。下北沢から世界に最高のエスプレッソを届けるベアポンド・エスプレッソ、田中勝幸のエスプレッソ道。51歳で店を持ちエスプレッソシーンを発展させていく道程を、エスプレッソのように濃厚な筆到で抽出!ニューヨークのサードウェーヴ・コーヒーが盛り上がっていく過程を体験しエスプレッソに魅了された田中勝幸。20年以上アメリカで暮らし、広告代理店などを経て51歳で自分の店を持った。こんなに回り道をしてバリスタになった人間はいないはずだ。凡人がもがき苦しみながらも勇気を持って、新しい世界に飛び込んでいく姿は、コーヒーに関心がある人だけでなく、一歩を踏み出したい全ての人の心に響くだろう。下北沢を拠点に活動するミュージシャン・曽我部恵一、ニューヨークでコーヒーシーンが発展していく過程を共に歩んだ朋友、ギミ!・コーヒーのケヴィン・クッデバックとの対談も掲載。
目次
第1章(広告の世界からフェデックスへ。東京からニューヨークへ)
第2章(フェデックスかエスプレッソか、それが間題だ)
第3章(更京でエスプレッソを極める闘いが始まる;The Espresso Quest of Bear Pond Espresso)
対談(曽我部恵一「下北沢の可能性」;ケヴィン・クッデバック;「ニューヨーク・エスプレッソ文化革命」)
第4章(たかがエスプレッソ、されどエスプレッソ)
第5章(エスプレッソの夢は続いていく)
著者等紹介
BEAR POND ESPRESSO[ベアポンドエスプレッソ]
田中勝幸(たなか・かつゆき)がオーナーを務めるエスプレッソバー。1957年東京生まれ。明治大学卒業後、広告代理店勤務を経て渡米。アリゾナ州立大学を卒業後、ニューヨークの広告代理店、フェデックスに勤務。ニューヨークのコーヒーシーンが発展、成熟していく中でエスプレッソへの傾倒を深めていく。18カ月に渡るバリスタトレーニングを受けバリスタ認定証を取得後、フェデックスを退社し20年ぶりに帰国。2009年東京下北沢に、日本ではまだ珍しいエスプレッソスタンド「ベアポンド・エスプレッソ」を開店。従来のエスプレッソの常識と型にははまらない、日本のエスプレッソシーンを牽引する存在として、アメリカの経済誌『フォーブス』、世界中のコーヒーシーンを描いたドキュメント映画『A Film About Coffee』、アメリカのコーヒーカルチャー誌『Drift』など様々な媒体で紹介され、日本のみならず世界中から注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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