内容説明
秋のような瞳の君と君のために翻訳するルーマニアの小説、それが僕の世界だった。韓国語でもよめる。
著者等紹介
チャンウンジン[チャンウンジン]
章恩珍。1976年光州生まれ。2002年に『全南日報』新春文芸、2004年に『中央日報』新人文学賞を受賞しデビューした。文学トンネ作家賞(2009年)、李孝石文学賞(2019年)などを受賞した
須見春奈[スミハルナ]
1993年愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東アジアの文化に関心を持ちロンドン大学東洋アフリカ研究学院、延世大学に留学。日系メーカーに就職後韓国支社での駐在を経て、現在米系IT企業に勤める。2019年より翻訳の学習を始め、第6回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて「僕のルーマニア語の授業」で最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新田新一
42
大学生の主人公は、学校で出会った女性に惹かれて彼女に読んでもらうために、ルーマニア語の小説を翻訳するようになります。二人とも学校の中では浮いた存在でした。異国の物語が二人の心を繋ぐようになるのですが……。ロマンチックで叙情的な悲恋の物語。暗過ぎる話で万人受けはしないと思うのですが、私は好みでした。その暗さは人間の疎外感から来るもので、どんな時代であっても普遍性があります。韓国語の原文も収録されています。このシリーズで韓国文学の良さに気づいて、かの国の文学を読むようになったので、感謝しています。2025/05/04
かもめ通信
14
秋の夜長に思いっきり物語に浸ってみるのもいいのでは。 2023/10/16
秋田の読書会「あなたと推し本」(二代目)
4
読書会にて紹介された本。短編です。孤独と恋愛と人と。2024/02/03
Jessica
4
『女が死ぬ』まさにそのもの。韓国とルーマニアという組み合わせが不思議。2023/05/24
今日
3
「もう行くよと告げて離れていくならば、それは別れにカウントされないのではと考えたことがある。その一言があれば、心配したり寂しがったりする時間が少しずつ減って、のちに去ってしまったということ自体を思い出すことがなくなるのではないかと。」 疎外や孤独の中にあるひと(または、すべてのひと)への目線が好きだった。2024/11/02