内容説明
似てるようで似てない、似てないようで似てる東アジア三カ国伝統インテリア装飾。その中に込められた美を探る。
目次
1 東アジア住居文化の理解(住居は文化だ;インテリアは文化的アイデンティティのアイコン)
2 中国文化の結晶―四合院(四合院の構成原理と背景;四合院の構造と空間の特性;上流四合院の事例と特性;四合院の伝統インテリア;四合院伝統インテリアに見る中国人の美意識)
3 抑制と観照の緊張美―書院造(書院造の構成原理と背景;書院造の構造と空間の特性;上流書院造の事例と特性;書院造の伝統インテリア;書院造の伝統インテリアに見る日本人の美意識)
4 空と疎通のヒューマンスケール―班家韓屋(班家韓屋の構成原理と背景;班家韓屋の構造と空間の特性;上流班家韓屋の事例と特性;班家韓屋の伝統インテリア;班家韓屋の伝統インテリアに見る韓国人の美意識)
5 3カ国の伝統インテリア装飾の特性と比較(日中韓伝統インテリアの特性;日中韓の美意識比較;日中韓インテリア装飾比較)
著者等紹介
パクソンヒ[パクソンヒ]
朴善姫。延世大学卒業、理学博士。専攻は韓国住居史。全北大学教授、韓国住居学会会長、昭和女子大学客員教授、ブリティッシュコロンビア大学客員教授などを歴任し、現在は文化財庁文化財委員を務めている
吉川凪[ヨシカワナギ]
仁荷大学国文科大学院で韓国近代文学を専攻。文学博士。翻訳した金英夏『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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