出版社内容情報
アレクサンドラ・ガリバル[アレクサンドラ ガリバル]
著・文・その他
シビル・ドゥラクロア[シビル ドゥラクロア]
イラスト
はしづめちよこ[ハシヅメ チヨコ]
翻訳
山元加津子[ヤマモト カヅコ]
解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
新刊コーナーから。自閉症スペクトラムと思われる女の子と、そんな彼女と徐々に仲良くなっていく男の子のお話です。シリーズでいろいろ取り上げてくれたらいいな。2022/11/16
ヒラP@ehon.gohon
23
発達障害の人たちと、施設や活動の中で接していると、独特の個性にどこか共通点があることを感じることがあります。この絵本はそんな世界を描いた絵本です。 ネネットは軽度の自閉症として描かれています。 健常の子どもたちと、同じ学校に通っていたら、どこか変わった子と映るのでしょう。 水や回るものへのこだわり、何かに夢中になると他のことに気が回らなくなること、ちょっとした特性が発達障害からきているとは思えないかも知れません。 共に生活していくためには、理解することの大切さを改めて痛感しました。2023/01/15
ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
21
クラスにとけ込めないネネットとクラスメートのノウの交流が描かれた絵本。ネネットの目の描かれ方が怖くてあまり心をかたむけて読むことができなかったのだが、それも描写の1つだったのかもしれないと読後しばらくしてから思い至った。私も含め人は異質と感じたものをどうしても遠ざけようとしてしまう。それは生きていく上での本能的なものだとはわかってはいても。ノウと共に過ごすようになってからのネネットの目はたしかに優しくなっている気がします。 自閉スペクトラム症を抱えるネネットの内なる世界の描かれ方は心惹かれました。2023/03/12
ヒラP@ehon.gohon
13
【再読】大人のための絵本2023/01/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
周りからみるとちょっと変わった女の子ネネット(自閉症スペクトラム)。彼女が見る世界はどんなものだろう?私たちとはどう違うのだろう?同じように感じることはあるのかな?そう思っていた時にネネットがしていた行動をステキに思ったノウは…。巻末にフランス語併記。2022/12/19