感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumicomachi
4
版元の創業11年目から毎年1回刊行されてきた、詩歌を巡る書き下ろしの文章を数多く収録する贅沢な冊子が今年も私に冬を告げてくれた。今号では、梶原さい子「詩人・梶原しげよ」錦見映理子「女友だちについて」橋場悦子「謎とその解明」川島結佳子「聞こえてくる声は誰の声?」小田桐夕「残された名前について」大松達知「理解されてしまう」鶴田伊津「とりつく」等が特に印象に残った。「かなり長めの編集後記」も楽しくしみじみと読んだ。毎号のことだが紙質を含め装丁もいい。来年、ぜひ10号も手にしたいと思う。2024年12月5日発行。2024/12/24