内容説明
マルクスの資本制経済批判はなお有効だ。だが、政治理論は誤っていた。ロシア革命とその後の歩みから何を学ぶか。そして、新しい社会主義像を探究する。
目次
マルクスの継承と超克―M.リュベルの労作をヒントに
マルクスの歴史的意義と根本的限界
「ソ連邦=党主指令社会」論の意義
付録1 バーニー・サンダースに着目を―アメリカにおける“社会主義”の可能性
付録2 共産党、現実を直視して明確な反省を
付録3 「脱成長コミュニズム」の内実は何か?―書評:斎藤幸平『人新世の「資本論」』
著者等紹介
村岡到[ムラオカイタル]
1943年4月6日生まれ。1962年新潟県立長岡高校卒業。1963年東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)。1969年10・21闘争で逮捕・有罪。1980年政治グループ稲妻を創成(1996年に解散)。NPO法人日本針路研究所理事長。季刊『フラタニタィ』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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