内容説明
どうしてもサンタクロースに会いたくて、雪ダルマは旅に出ました。子どもならだれでももつ夢、でもそこにまっていたのは…。雪ダルマは迷うたび、動物たちに道をたずねました。カラスに、オオジカに、ウサギに、オオカミに、クマに、みんなに、教えてあげるからとお代をせがまれ、とうとう鼻のニンジンまでさしだすはめに。やっとサンタクロースに会えたときには、なにもあげるものがない。でも、サンタクロースの思いがけないことばに雪ダルマが返したのは…。なんにでも「お代」をもとめる時代がなくしたものを見つけるものがたり。人と手をたずさえることの厳しさと、難しさ、そして喜びと心の機微を伝える、フランスの絵本作家、ティエリー・デデューが贈るクリスマス三部作、その完訳。
著者等紹介
デデュー,ティエリー[デデュー,ティエリー] [Dedieu,Thierry]
1955年、フランス南部のナルボンヌに生まれる。絵本作家、イラストレーターとして活躍。1991年より、児童書を手がける。1994年、Yakouba(邦訳『ヤクーバとライオン1 勇気』『ヤクーバとライオン2 信頼』ともに柳田邦男訳、講談社)でフランスの児童文学賞、ソルシエール賞(魔法使い賞)を受賞
大野博人[オオノヒロヒト]
1955年生まれ。元新聞記者。朝日新聞でパリ特派員やコラム「日曜に想う」などを担当。2020年に退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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なななお
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