感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
103
淡々と語りかける文と目力が強い印象的な絵で奏でられる“いのち”について。変化に富んだ自然と動物たちの営みを通して、どんな状況でもいのちは育まれ輝いていることを感じられる雄大な絵本。表と裏表紙の対比もいいな。2020/12/18
陽子
40
「いのちのはじまりは小さい」…それぞれの生き物にとって、なくてはならないものは違う。「いのちを生きることはかんたんではない」荒野の果てには新しい道がつながり、ゆく手から美しいものがすっかりなくなってしまったように思えても、信じること。あらゆる命が存在していることを。「すべては変わり続けていることを」‥今、とてもしっくりとする言葉。本当にこの頃よく思うようになった言葉が、そこにあって不思議な想いがした。シンシアさんの絵本に久しぶりに出会えた。絵によって、イメージが色々変わる。素敵な絵本。2024/08/30
ヒラP@ehon.gohon
32
抽象的な文章と、含みのある絵が、哲学的な思いにさせる不思議な絵本です。 「命って何だろう?」、「命ってどこにあるんだろう?」、「命にとって大切なものって何?」…。 でも、自分が今命を持っているのだということと、命に限りがあることと、それだから命は大切なんだと言うことを、再認識しました。2020/10/31
kayo
32
世界は、生きるものは美しいなあ。この絵本に描かれる動物たちのように、厳しい地で、楽園のような地で、人間も自然のあるがままにまかせて生きてゆければいいのにね。表紙は夜裏表紙は…。全ページに優しい色合いの美しい絵が広がります。ながめているだけでも、子どもの情操が養われそうなステキな絵本です。2020/10/16
空猫
30
いのちの はじまりは とても小さい。けれど やがて 大きくなっていくーー。言葉も素敵ですが、挿し絵がとてもカラフルで美しいです。2021/04/10