- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
死者を悼み、弔い、見送る…ここには、その時代と社会の風潮が現れる。いま、死者をいかに遇し、死とどのように向き合うか、これを考えるために、故郷福井県の山村に残る野焼きの習俗を訪ねた作家は、「この村の土になりたい」と願う人たちと出会った。この言葉にこもる、いまは遠くなった生き心地を探して谷間の村を歩き、死者を送る場所を訪ね、歴史に残る信仰の跡を探った記録。
目次
土着の文化を知る
1 野辺送りという文化(晩秋の三昧場;美しい村;七つの集落)
2 蓮如と山の民(信仰の力;揺れる葬送の文化)
この村の土になりたい
著者等紹介
中島美千代[ナカジマミチヨ]
福井県福井市に生まれる。著書に『釈宗演と明治―ZEN初めて海を渡る』(ぷねうま舎、2018)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。