内容説明
もぐらのモリスはおにいさんたちとくらしていましたが、おにいさんたちとはいつもどこかちがっていました。みんなの食べるものがたりなくなったとき、そんなモリスは、ちょっとちがうことを、おもいきって、やってみることにしました。ちいさくたって、でっかいことができるんだ、と勇気をだして。おもってもみなかった友だちも、てつだってくれます。
著者等紹介
ヤッカリーノ,ダン[ヤッカリーノ,ダン] [Yaccarino,Dan]
絵本作家であるほか、イラストレーターやテレビのアニメーションのクリエーターとして、幅広く活躍
青山南[アオヤマミナミ]
翻訳家であり、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
23
息子は「こうやって掘ったのが良かったよね。こうやってこうやって」と自分がモグラになったように動いていました。2022/08/09
ほんわか・かめ
15
お兄さんもぐらたちはヘルメットに作業服。モリスだけが帽子をかぶりスーツ姿。同じことを協力して行うことも大切だけど、別の方法を思いつくのも重要だよね。2020/11/18
Cinejazz
13
土の中で暮らすモグラの8人兄弟。モリスはいちばん下のチビッ子。 ある日のこと「もう、食べるものがない! 地面をもっと深く掘るぞ!」・・・モグラの兄さんたちの頑張りをよそ目に、モリスが思いついたことは「もっと上に掘るんだ!」でも、兄さんたちの誰も耳を貸してくれない・・・。やがて地上に 出たモリスが見たのは、甘い匂い、楽しい歌声でした・・・。「でかしたぞ、モリス!」お兄さんたちは言いました。「ぼくは小さいかも知れない。でも、でっかいことが出来るんだ」とモリスは言いました・・・。 2024/07/22
shoko.m
5
兄弟でくらしているもぐらの、いちばん下の小さい子はモリス。モリスは、お兄さんたちとはちょっとちがっていました。食べ物がないとなったある日、お兄さんたちは近く深く掘ることにしたのに、モリスはちがっていました。小さい自分でも、でっかいことができる、そう信じてお兄さんたちが今までしなかったことをしました。ダン・ヤッカリーノのイラストがすてきな絵本。みんなと同じことをするのもいいけれど、ちがったことをするのもいい。そしてだれかにやさしくすることも。青山さん、別のもぐらの絵本も訳されていてそちらも、モリスでした。2020/11/13
こまさん
5
お兄ちゃんたちと一緒に暮らす小さなモリス。ある日、食べるものがなくなって、モリスはちょっと違ったことをしてみたら…( ◠‿◠ )良かったねモリス!2020/10/14