出版社内容情報
企業の監査役等は、公認会計士等として監査に従事している監査人とコミュニケーションを行うに当たり、監査人にどのような質問をすれば良いか迷いを覚えることがあるかもしれません。その背景として、会計基準・監査基準の国際化や高度化の進展に伴って専門性が高まったことが挙げられます。
そこで、本書では会計・監査に係る専門用語はもちろんのこと、監査基準及び実務指針、倫理に係る諸規則等、広く会計・監査に係る知識を全72のQ&Aで丁寧に解説し、コラムではトピックスも説明しています。
また、最近の監査の制度変更(例:KAM、内部統制、四半期、グループ監査)を網羅し、現行実務に対応しています。
監査役等と監査人との間のコミュニケーションをより一層深め、連携をさらに発展させるのに役立つ1冊です。
内容説明
監査役必読の書。監査人とのコミュニケーションがさらに深まる!会計・監査に係る専門用語や監査基準・実務指針・倫理に係る諸規則を全72のQ&Aでどこよりも丁寧に解説。
目次
1 総論(監査制度;監査人の独立性 ほか)
2 リスク・アプローチの監査(全体像;リスク評価 ほか)
3 品質管理(監査事務所の品質管理システム;審査 ほか)
4 最近の監査をめぐる動き(監査のデジタル・トランスフォーメーション(DX)
サステナビリティ情報の開示と保証)
著者等紹介
住田清芽[スミダサヤカ]
公認会計士。1984年朝日会計社(現有限責任あずさ監査法人)入所。2020年退飾。監査法人において会計監査のほか、内部統制監査及び内部統制関連のアドバイザリー業務に従事。監査法人の品質管理部門において監査メソドロジーの開発、審査業務などにも携わる。日本公認会計士協会監査基準委員会委員長を経て、日本公認会計士協会の品質管理基準及び監査基準担当常務理事(2010年~2019年)。国際会計士連盟(IFAC)国際監査・保証基準審議会(IAASB)ボードメンバー(2015~2017年)等
清水康成[シミズヤスナリ]
清水康成事務所代表。公認会計士。1992年太田昭和監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所。1993年慶應義塾大学経済学部卒業。1996年放送会社出向(東証一部上場準備)。1998年太田昭和アーンストアンドヤング株式会社(現EY税理士法人)財務コンサルティング部出向。会計監査のほか、M&Aやタックスプランニング、体制整備について種々のアドバイザリーに従事。2006年に独立して共働き、4児の子育てに10年くらい多くの時間を注いだ後、ガバナンスや投資エグジットに関するサポートを行う。医療法人社団の常任理事。日本公認会計士協会社外役員広報専門委員長
弥永真生[ヤナガマサオ]
明治大学専門職大学院会計専門職研究科教授。東京大学法学部助手、筑波大学社会科学系講師、同ビジネス科学研究科助教授、同教授を経て現職。2010~2019年企業会計基準委員会委員、2015~2025年金融庁企業会計審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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