内容説明
スポーツをめぐる現実的な問題に触れながら、サッカーそしてスポーツを真に愛し、体験するための9つの原論―起源・伝播・儀礼・本能・陶酔・戦術・遊戯・時間・ファンダム―を展開。その“理念”と“美学”と“遊び心”を語る!
目次
前半(序論―「サッカー批評」とは世界批評である;起源論―身体のアルカイックな分節;伝播論―身体帝国主義の流れに抗して;儀礼論―サッカーをいかに「想像」するか;本能論―遊戯の消息、筋肉の機微;陶酔論―ドーピングの淵から)
ハーフタイム
後半(陶酔論(続)
戦術論
遊戯論
戦術論(続)
ファンダム論
時間論)
著者等紹介
今福龍太[イマフクリュウタ]
文化人類学者・批評家。1955年生まれ。1980年代初頭よりメキシコ、カリブ海、アメリカ南西部、ブラジルなどに滞在し調査研究に従事。その後、国内外の大学で教鞭をとりつつ、2002年から「奄美自由大学」を主宰。著書に『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(讀売文学賞)『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(宮沢賢治賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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世代的に今福が称揚するサッカーをほとんど知らないということもあるけれど、今のサッカーがつまらないなんてことはないと思う。それにしても蓮實といい今福といい、インテリはブラジルワールドカップでのドイツを批判しないといけない決まりにでもなってるのか?2020/09/15
ご〜ちゃん
0
サッカーをそんなに難しく捉えなくてもいいのではないかと思う。理詰めの部分と理屈を超えた部分があることが、サッカーの魅力なのに、何でもかんでも言葉で捉えようとしなくても良いと思った。 というより、あまり文章が頭に入ってこなかった。2021/08/21
yokkoishotaro
0
サッカーが奥深く根付くとはこんなことなんだろうなと。地域のサッカーの応援をしていても、ゴールの一体感は半端ない。スポーツの持つ魔法の力の典型なのかもな。よくもわるくも。2020/11/13