内容説明
アフリカの子どもたちの学習成果が飛躍的に向上し、世界の教育関係者を驚かせている。2004年、JICAは最貧国の1つニジェールで、斬新なプロジェクトを立ち上げた。教員・保護者・コミュニティ・行政が協力して学校教育改革を実現する「みんなの学校プロジェクト」だ。成功事例は他のアフリカ諸国に広がり、今日までに11カ国75,000校に普及した。本書は、プロジェクトの構想、モデル開発の背景、仕組みや原理、モデルの進化や広域展開などを、現地で指揮した専門家自身が解説する。JICAの教育事業を象徴するプロジェクトの真髄がこの1冊で分かる。
目次
学習の危機に苦しむアフリカ諸国
第1章 みんなの学校プロジェクトの誕生(プロジェクトの構想;ソフトコンポーネントでの実現;JICA技術協力プロジェクトとしてスタート;モデルの全国普及戦略)
第2章 みんなの学校の教育開発モデルの発展(学校・地域住民の協働による子どもたちの学習改善モデルの開発・普及;就学前教育への展開)
第3章 ニジェールからアフリカ各地へ普及(アフリカはみんなの学校プロジェクトを求めていたのか;展開第1期/仏語圏中西部アフリカ各地へ;展開第2期/仏語圏中西部アフリカを越えて)
第4章 プロジェクトリーダーは語る(普及モデルの現地化と全国普及;分断の時代に「協働」?~マリの現場から見える未来;コミュニティの力)
第5章 プロジェクト成功の鍵(みんなの学校のモデルの本質と可能性;コミュニティ協働の未来)
著者等紹介
原雅裕[ハラマサヒロ]
大学卒業後、広告代理店勤務、フランス留学を経て、在ジュネーブ国連機関代表部、在ザイール日本大使館に勤務後、フランス料理店を経営。1996年からJICA企画調査員として、西アフリカの案件形成に携わる。2004年ニジェール「みんなの学校プロジェクト」チーフアドバイザー。08年ニジェール政府から教育功労勲章を授与。同年、JICA客員国際協力専門員。2012年から現在まで「みんなの学校プロジェクト」総括アドバイザーを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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