生きるための表現手引き

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生きるための表現手引き

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784910063423
  • NDC分類 704
  • Cコード C0030

内容説明

誰もが子どものころはクレヨンの画家で、粘土の彫刻家で、前衛のダンサーだった。表現は、本当は好きなことではなかったか。誰もが、つくることで自分の生き方を取り戻すことができる。

目次

第一章 手放す(表現を怖がらなくていい;職業でなくていい―生き方;経済で測らなくていい―お金に換算できないこと;重要なことでなくていい―とるにたらないこと;「生きのびる」でなくていい―「生きる」こと;普遍的でなくていい―個人的なこと;役に立たなくていい―好きなこと;表現とは;旅をするようにつくる)
第二章 つくる(模倣する オリジナリティは重要か?;引き継ぐ 個性を活かして独自のものを生む?;見方を変える「つくる」と「つくらない」のあいだに線は引けるのか?;集める クリエイティビティは重要か?;編み直す「無」から「有」を生み出すのか?;つくってもらう 個人の作家性はいつ生まれたのか?;仲間をつくる 個人の才能は重要か?)
第三章 続ける(傷つき続ける;プロがアマチュアに「勝てない」とき;「成長」の物語を超えて;下手でいい/つたなくていい)
最終章(自らが変わること;自らが変わらないこと;人はなぜ表現するのか;生死と記憶、ノイズ)

著者等紹介

渡邉康太郎[ワタナベコウタロウ]
デザイン・イノベーション・ファームTakram(タクラム)コンテクスト・デザイナー。東北芸術工科大学客員教授。ポッドキャスト「超相対性理論」パーソナリティ。1985年生まれ、慶應義塾大学環境情報学部卒業。使い手が作り手に、消費者が表現者に変化することをうながす「コンテクストデザイン」を掲げる。ミッション・ビジョン策定からサービス立案まで牽引。主な仕事にイッセイミヤケとの「FLORIOGRAPHY」、北里研究所や日本経済新聞社、FM局J‐WAVEのブランディング・ロゴデザインなどがある。これまで同局「TAKRAM RADIO」のナビゲーター、慶應義塾大学SFC特別招聘教授、ドイツiF Design Awardや日本空間デザイン賞の審査員などを歴任。2025年、生活者の声が集まる本屋「とつとつと」を共同創業。趣味は写真と茶道(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パダワン

5
この本に出てくる社会人向けワークショップに参加し、その後も創作活動を続ける「あわ研」というチームに所属している。そもそも建築設計の仕事をしているからつくる人ではあるが、康太郎さんのファンなので講座を受けたかったのだ。でも仲間が出来、仲間の作り始める瞬間を見て、自分の「つくる」を見つめ直している。私は誰かに創作の道筋を体系的に教わった事がなかったので、この本はガイドとしてとても助かる。康太郎さんからご著書にサインをいただく。これを書く事で、康太郎さんも自分の「つくる」を見つめ直したであろう事に思いを馳せる。2025/12/07

かるろ

2
いい本に出会ったなあ。「とるにたらないこと」「普遍的でないもの」こそに価値があるし、その人らしさって職業や功績ではない。「変わり続けること」「変わらないこと」そのどちらともが大事で、そして、表現を続けること。 短歌的な表現にこそその人のアイデンティティがあり、ふと思い出されるのは、その人の些細な仕草や行動。 そういった人間らしい表現こそ表現の美しさなんだと思う。2026/01/20

Erina Tanaka

1
読むことは書くこと、インプットしながら無意識的に思考や生成が行われているから、アウトプットと明確に切り分けられるわけではない、という言説にたしかに〜と思った。「つくる」の章で紹介されていた項目の中では、私は「集める」をやりたいのかもと思った。市政の人の声を集める活動って絶対に楽しい。そんなこと経験してたんだ、そんな風に感じるのね、という発見が人の数だけある。最終章にある「表現のひとつの意味は、人の生の痕跡を残すこと」という部分に共感した。大好きな人の仕草や会話といった日常の表現も私の心に残り続けるんだよな2025/12/03

東北のカメさん🐢あさか義塾の主催者

0
本書は、表現への不安を抱える人へ向け、表現の本質を説く一冊である。表現とは「特別な才能」や「完成度」ではなく、名もなき個人の営みや生きた証そのものであると定義する。第一章では「役に立つか」という呪縛を解き、第二章では模倣や収集といった身近な行為から始める入口を提示。第三章では、上達より変化に気づき続ける継続の重要性を説く。表現を孤独な苦行ではなく、他者との関係や揺らぎの中で育むものとして捉え直すことで、読み手が「今のまま」で一歩を踏み出すための、心理的ハードルを下げてくれる。2026/01/12

玉ねぎ417

0
豊かな人であるために、役に立たないことを学ぶ本。 人生TOP10には入る好きな場所、江之浦測候所を手がけた杉本博司が推薦帯を書いていたので手に取った。 > 一人称の体験を通して得られる、「要約できなさ」が、その人から誰も奪い取ることのできない旅の記憶になります 実利はない。けれど生きる上で確かに大事なこと。誰もが職業作家ならぬ、日常アーティストになれることを教えてくれた。この内容を中学校の美術の授業で学びたかった。2026/01/01

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