内容説明
ビジネスの主役は、「文化」だ。起業家・経営者・クリエイター・経営学者から今、熱烈な賛辞を受ける伝説の名著復刊。
目次
1章 文化経済の時代の到来―文化が経済の力になるとはどういうことか
2章 新しい経営アイデアが湧いてくる場所―近代的な知のあり方を超えて
3章 世界を丸ごとデザインできる経営を―日本語と日本文化がもたらすもの
4章 文化資本経営は新しい環境空間を演出する―経済活動に環境をどう取り込んでいくか
5章 新しい経営を切り開くビジョンとは何か―コーポレート・ガバナンスとリーディング・ビジョン
補章 文化資本経営の理論
著者等紹介
福原義春[フクハラヨシハル]
1931年東京生まれ。1953年慶応義塾大学経済学部卒業、資生堂入社。商品開発部長、取締役外国部長、常務取締役、専務取締役を歴任後、1987年代表取締役社長に就任。直後から大胆な経営改革、社員の意識改革に着手し、資生堂のグローバル展開をけん引した。社長就任10年を経て1997年取締役会長、2001年名誉会長に就任。企業の社会貢献、文化生産へのパトロネージュなどに尽力した。本業以外での文化的活動も多岐にわたり、なかでも洋蘭の栽培、写真は有名。東京都写真美術館館長、東京商工会議所副会頭など多くの公職を歴任。2023年8月、92歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
着席
1
内容はかなり共感できるが、もう少し実践的な例を求めていたので、私にはこの本は早すぎたのかもしれない。2024/10/14
EDA
1
この本が出てから約四半世紀。いまだに古びていないと思います。 「文化資本経営とは何かをひとくちでいうなら、次のような多様な技術を総合的に生み出す技術だといってよいでしょう。 『異質な相反する物事を調整・接合して、一定のスケールで、固有なものに創造する調整技術・生産技術・創造技術を総合産出できる技術』」 本書で言われていることが四半世紀を過ぎても、コロナ禍からの再始動を経ても、多くの企業・経営者・地域などが、いまだに未達成であります。本棚にある方はもう一度手に取ってほしいとすら思います。2024/03/12
東郷和也
1
薦められた本だけど、この本はヤバイね…経営者は読んでた方がいいね。 何より20年以上前に書かれてるのに、近年の経営課題に応えてる気がする、もはや予言書の域。 オレの住む地域にも業歴の古い文化的資本の積み上がってる伝統産業多いけど、視点変えればチャンスだね。2024/03/12
buntan k
0
・経済資本、文化資本、環境資本がある中で、価値の変換を行なっていく ・文化資本とは「異質な外在性を内在化して、新たな外在性として生み出すこと」の原動力 ・文化化、社会化、象徴化のプロセスの中で、新たな価値を発見したり、変換したりするなかで市場との価値の対価交換を実現する ・企業とはもともと、ある価値観を社会化するための装置である2024/05/06
くりぼー
0
本当に理解したとは言い切れない自分がいます 要復習 2024/01/14
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