内容説明
市場の私ではなく社会の私を語ればビジネスは加速する。新たな「常識」が日々、生まれる時代をリードするPR実践論。社会をつなげ、ビジネスを動かし、ブランドが愛される、PRの真髄は「合意形成」にあり。PRの5つの原則と7つの方法を通じて、新しい「あたりまえ」が生まれるメカニズムを、豊富な事例とともに解き明かした一冊。
目次
はじめに よりよい「あたりまえ」を目指す人に
第1章 今、世界は新しい「あたりまえ」を求めている
第2章 違いを見つけるとほめられる「広告」、同じを見つけるとほめられる「PR」
第3章 合意形成を加速するPRの5原則
第4章 新しい「あたりまえ」をつくる7つの方法
第5章 みんなが乗れる船をつくる―博報堂ケトルの仕事
第6章 違いの中から同じを紡ぎだす「エンパシー」の力
著者等紹介
嶋浩一郎[シマコウイチロウ]
博報堂執行役員エグゼクティブクリエイティブディレクター/博報堂ケトルファウンダー。1968年東京都生まれ。1993年博報堂入社。コーポレート・コミュニケーション局で企業のPR活動に携わる。01年朝日新聞社に出向。スターバックスコーヒーなどで販売された若者向け新聞「SEVEN」編集ディレクター。02年から04年に博報堂刊『広告』編集長を務める。2004年「本屋大賞」立ち上げに参画。現在NPO本屋大賞実行委員会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パダワン
8
ABCでの康太郎さんとの読書会に参加し始めてから嶋さんのファン。 門外漢なので、まずはPRと広告が違うものだと言うことに驚き! PRとは、パブリック・リレーションズの略。 新しいあたりまえのためにたくさんのステークホルダーと対話し合意形成を目指す。 つまりアウフヘーベンしていく。 広告業界に限らず、いろんなビジネス・パーソンに使える技術であり考え方だと思う。 コンテクストデザインにも通じる。 個人的には一作り手として、誤読を良しとする考えにモヤモヤしていたが、ここでは一定の答えが見出せた。2025/06/22
さっちん@顔面書評
4
PR(パブリック・リレーションズ)の本質について学べる一冊。 新規事業開発担当者も読んでおくべきと思いました。 新しい「あたりまえ」をつくり、世の中をより良い方向に進めるために何をすべきかが分かりやすくまとまっています。 合意形成のステップは ①認知の獲得 ②認識の変化 ③行動の変化 であることをベースに、合意形成を加速するための原則や、より円滑に浸透させるための補助線はとても参考になりました。2024/11/11
yyhhyy
2
この人の本は毎度勉強になる。広告は違いを作りPRは共通点を探すという指摘やコンカーが経費DXをロビイングしてくれたことなど、鋭い指摘や納得感のある事例が並ぶ。2025/07/20
ここんた
0
人からのおすすめ本。PRに携わる場合は必読。2025/06/14
ふる
0
おもしろかった。PR=広告・宣伝だと思ってたけど全然違った。SNSによくある#PRは全然PRじゃないじゃん!と思う始めたとこで、本にもそう書かれてました。印象的だったのは「人間はそんなに合理的な生き物ではない」「人間は自身の"欲望"を言語化できない不器用な生き物である」なるほどー!作者は本屋もやってますが「本屋は潜在的な欲望が言語化されやすい空間」なんですって。これも、なるほどー!でした。文房具屋とか、雑貨屋もそうだよね。リアル店舗大事だな、と変なとこで再確認しました。2025/04/13
-
- 電子書籍
- ガールズ☆浜川瑠奈 complete1…