感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブック
9
パーパスというのは企業の本質的な存在意義を言語化したものだ。私も本業の中でパーパスに触れているが、この本で語られるパーパスの在り方には深く共感する。それは社会が企業に「意義」を問う時代が到来したことを告げるものだからだ。これからの社会は、今までとは変わっていく。それは社会の中心的な価値観そのものの変化であり、恐らく人類史上に残る大きな変化になるはずだ。そのような時代に立ち会い、見届けることができることを幸運に思う。鍵となるのは若者と、彼らを理解する大人の存在だ。果たして、自分はそうなれるか。2021/10/15
前田まさき|採用プロデューサー
8
■メッセージを受け取る側が「なるほど、勉強になるな」と「あの人はいつも正しいことを言ってくれるな」と感じてブランドを好きになることはほとんどない。人々が反応するのは、正しいだけでなく、おもしろい、かっこいい、大胆、痛快など感情が動くようなメッセージが届いたときだ。 パーパスは、適切なコミュニケーションやクリエイティブと組み合わさることで、初めて消費者に伝わり、インパクトを持ち得る2021/11/16
Cenacolo(チェナコーロ)
4
名和高司さんのパーパス経営も一応読んだが、それよりさらにサステナビリティ寄りの戦略論という気がした。対象をヒトから地球へ移行していることが象徴的。自社の強みが何であるかが、最も大きな差別化要因となる。それを活用して社会課題を解決する事にフォーカスする事がこれからの持続可能な経営戦略と感じた。人のためになる事を事業として収益上げる事を目指したい。2023/08/27
mkt
4
パーパス:社会的な存在意義(目的と捉えられることが多い)/ビジョンミッションは未来に向けてのありたい姿や方向性で一人称(企業やブランドがどうなりたいか)。パーパスは社会にどんなよいインパクトを与えられるかという三人称視点(どんな社会を作りたいのか)/パーパスの入口は「WHY」/パーパス規定①自組織の探索(歴史的資産、強み·競争優位、大切にしている価値観)②社会の探索(社会課題、生活者、政策·規定)③統合と言語化④具現化(ビジュアル、体験)/7世代後を想像する組織/ 20220524読了 230P 15分 2022/05/24
はち
4
@80 具体例も多く分かりやすくまとまっている。概念や事例をざっくり理解するにgood。各センテンスの内容がWebやHBRあたりから拾い集めた感のある薄さはある。
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- 和書
- 日本の寄付を科学する