内容説明
インフレだ、円安だ、老後不安だという「お金の心配」から自由になる!『家事か地獄か』(稲垣)×『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原)の最強タッグに学ぶ、シンのFIREへの道―。すべてが投資になる。
目次
1 FIREってウチらのことなんじゃ?
2 FIRE前夜を振り返る
3 何からリタイアすべきか
4 ふたりのFIRE生活
5 「働く」と「稼ぐ」を再定義する
6 支出を減らすことは惨めなのか
7 「投資」は必要か
8 本当に幸福になるたったひとつの方法
著者等紹介
稲垣えみ子[イナガキエミコ]
1965年生まれ。元朝日新聞記者。原発事故後に始めた「超節電生活」や、50歳で会社を早期退職したことを機に、都内の築50年のワンルームマンションで、「夫なし、子なし、冷蔵庫なし、ガス契約なし」の楽しく閉じていく人生を模索中
大原扁理[オオハラヘンリ]
1985年愛知県生まれ。25歳のとき、東京郊外で週休5日・年収90万円の隠居生活を始め、思いがけずFIREを達成。31歳で台湾に移住し、隠居生活を続ける。現在はコロナ禍とともにはじまった親の介護のための愛知県在住、ときどき台湾(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひと
24
「人新世」で成長前提の資本主義の限界を意識し、消費欲に振り回される生活から自由になりたいと思っていたところ、お金に依存しないFIREを語る本書が出版されると知り予約購入。お金に振り回されなくても幸せに生活できる状態がここでのFIRE。自分にとっての幸せな生活とは?その生活を送るためにいくら必要?これらの答えを明確にし、必要資金が用意できればいい。一人で生きるなら割とシンプルかもしれないが、家族を幸せにしたいと思うと一気に複雑化する気がする。思想には共感し、納得感もあったが、家族問題の解は見いだせなかった。2024/08/01
tetsubun1000mg
21
稲垣えみ子さんの対談集が面白そうと選ぶ。今回は「シン・ファイヤー」というタイトルで最近目にする「FIRE」という投資で金を増やして若くしてリタイアしようというテーマでの対談です。 350ページ丸々対談という厚さにソロソロと読み始めましたがNET界隈でいうFIREとは全然違ってます。 お金や服、家具、家などにこだわらず最小限の生活で満足して「人に親切にしよう。それがより良い世界を作っていく。」という結論になったのが非常に面白かった。 年齢も社会経験も全然違う二人が段々と意気投合していく様子も伝わってくる。 2024/10/03
かめぴ
13
これは読んで良かった。ファイヤーとは略語で「経済的に自立して早期リタイア」という事らしい。年収90万でも、それが出来るとなると老後生活は一気に変わってくる。『この世界はひとつしかない』考え方と『世界はひとつじゃない』by星野源ばらばらより…色々考えさせられた。というか少し実践してるし!と嬉しくなる。出来ることから、ひとに優しく。2025/01/08
Yukiko
13
ヒッケルの『資本主義の次に来る世界』を読んでから株式投資は世界を食い尽くすのかぁと思い、株の運用で小金持ちを目指すのをやめた。もちろん能力もないけれど。それが、アフロ稲垣さんがファイヤーを目指すのかと誤解してびっくりした。読んでみればそうじゃないことが分かる。これまで読んだ稲垣本から新しいことは20歳若いヘンリさんの存在。2024/08/31
はるき
12
FIREの意味を問い直す良書。精神的にお金の呪縛から解き放たれた二人の対談形式で、読み易い中に金言がキラリ☆ 幸せになるために必要な範囲は自分で決める。大事なことです。2024/11/17
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- 和書
- 太平記世界の形象