著者等紹介
蟹の親子[カニノオヤコ]
1991年生まれ。日本大学芸術学部卒。事務員や書店員を経て、東京・下北沢にある「日記屋 月日」初代店長となる。現在もスタッフとして働き、日記や、思い出すことそのものについて日々考えている。本書が商業出版デビュー作となり、自主制作本に『にき』『浜へ行く』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harumi
6
図書館で新しく入った本コーナーで見つけて読んでみました。表紙の雰囲気とはかなり違っていて、作者の自伝的な話なのか、けっこう重い内容でした。飾らない文章、率直な語り口がとても良かったです。2024/05/01
𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄
5
言語化しがたい複雑な気持ちも、じっと見つめて、じっくりと言葉にしているというような印象を受けた。なんというか、質量のある言葉、文章を書く人だと感じた。2024/06/29
nekomurice
4
家族、愛犬、ハムスターのお話、そして子供の選択。読んでいて苦しくなった。すごく人間味のある真っ直ぐな人なんだなと感じました。*私にとって、所有している物の量は未来に対する思惑によって、変動するものだと思う。*どこにも当てはまる必要なんてない。気高く、はっきりとした主義や理念を持って生きるだけが生活だなんてことはない。日々は淡い。時々楽しく、時々つまらなく暮らすだけだ。2024/04/17
かな
1
しんどい話も多いけど、丁寧な表現で一気に引き込まれた。2025/05/06
フフフ
1
止められず一気に読了。全くちんけではない、暮らしや家族や思いや自身の話がものすごい勢いで書かれていた。あーすごい、すごいしか言えない自分の語彙力。そして自分って経験も知識もなんだか色々浅いよなと改めて思ってしまう。 P226 何にも当てはまらない私に水をやろう。2024/08/30