内容説明
美容師の水原色葉は親とうまくいっていない。けれど幼馴染で恋人の成木青の実家で、彼の理解ある両親が見守る中、穏やかに暮らしていた。―二か月前に記憶を失ったことを除けば。恋人であるはずの青に全くときめかないことを不思議に思い始めていたある日、色葉は金子祥太郎という有名な美容師に出会い、恋に落ちてしまう。それに気づいた青が色葉を束縛するそぶりを見せるようになるが、「あること」をきっかけに、色葉の失われた記憶が徐々に呼び覚まされていく。それはかつての、地獄のような日々だった―。
著者等紹介
наяч[ハル]
『二度と流れない雲』で第1回魔法のiらんど大賞受賞。主に実話題材の小説で注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。