内容説明
書簡で出会う山頭火。一夜、夢枕に山頭火が立った。盛んに手招きする。追いつこうと必死で歩くのだが、いつまでたっても追いつけない。こちらの息使いが荒くなる。山頭火が言う。「ここまでおいで」。
目次
第1部 神湊隣船寺所蔵の山頭火関連葉書のことなど(衝撃の新聞記事;神湊の隣船禅寺と山頭火 ほか)
第2部 山頭火のあっかんべー(山頭火の後ろ姿;山頭火の書簡を整理する)
第3部 神出鬼没山頭火(宗像永福寺のこと;市電停止事件の際の連行者とは)
第4部 山頭火が篠栗を歩く
著者等紹介
吉田正孝[ヨシダマサタカ]
1950年、福岡県糟屋郡仲原村(現粕屋町)に生まれる。1974年、大学卒業後、2014年に至るまで国語科の教員として福岡県内の七つの県立高校で勤務した。若い頃より山頭火への興味を抱くが、還暦前後から山頭火シンドロームに取り憑かれ現在に至る。また、おやじバンド「ザ・ベアーズ」(ほとんど知られていない)の一員として、高齢者施設訪問や近郊のイベントでの活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。